前回のブログではMinerGateというソフトを利用して、将来その価値が100万倍になる可能性のあるマイナー仮想通貨(未来のビットコイン)を入手しました。では、実際にどのぐらいの利益になるかを現在のレートで計算してみました。
PCを使用しない寝ている時間に(8時間)MinerGateを稼働させてMoneroをマイニングした場合について計算してみました。
①.収益
Monero (XMR)を8時間でマイニングした量が0.00043878(実測値)
Moneroのレート:27,000 円/XMR (2018年2月現在)
0.00043878 XMR × 27,000 円/XMR ÷ 8 h = 1.481 円/h
②.電気代の計算(関西電力より引用)
CPU︰Intel BX80677G4600 Pentium G4600 TDP51W
GPU︰MSI GeForce GTX 1050 Ti 4G OC TDP75W
上記構成の1時間当たりの消費電力を80 Wと仮定すると
・従量電灯Aの場合
300kWhまで 第2段階 26.19 円 1kWあたり
再エネ発電促進賦課金 2.64 円 1kWあたり
したがって、1時間のマイニングにかかる電気代は
0.08 kWh ×(26.19+2.64)= 2.306
・深夜電力の場合(はぴeタイム)
深夜電力 9.94 円 1kWあたり
再エネ発電促進賦課金 2.64 円 1kWあたり
したがって、1時間のマイニングにかかる電気代は
0.08 kWh ×(9.94 + 2.64)= 1.008 円
なお正確な電気代を計測したい場合はワットメーターを使用する必要があります。
③.損益分岐点
現在のレートにおける一日の利益は
・従量電灯Aの場合
(1.481 − 2.306)× 8 h = −6.6 円
つまり、一日の収益が電気代を上回るのは
Moneroのレートが42,000 円/XMRを超えるとき
・深夜電力の場合(はぴeタイム)
(1.481 − 1.008)× 8 h = 3.8 円(約1,400円/年の利益)
つまり、一日の収益が電気代を上回るのは
Moneroのレートが18,500 円/XMRを超えるとき
以上のことから、オール電化住宅などで割安な深夜電力を利用できる人はMinerGateによるMoneroのマイニングに向いていると言うことですね。
それ以外の方は、価値が上がると見越してマイニングするか、ハードルは高いですが海外の取引所で現金と交換したほうが良さそうですね。