前回に引き続き、ローリスクでたまにハイリターンが期待できる投資手法について紹介したいと思います。
ローリスク投資手法(IPO・PO・立会外分売)まとめ - 貧乏暇なしB型ブログ
目次
1-1.PO(公募・売出)とは
1-2.立会外分売とは
2-1.POインターネット取扱証券会社
2-2.立会外分売インターネット取扱証券会社
3.参考サイト
4.投資効率
1-1.PO(公募・売出)とは
IPO以外にも個別株の短期売買で利益を得る方法があります。IPOと名前が良く似ていますが、POと言います。PO(公募・売出)とは、Public(公開の)Offering(売り)」の略で、すでに上場している企業が、新規で株式の発行(公募)や、発行済みの自己所有株式を売却(売出)をすることです。POは設備投資や人材獲得、企業買収などの成長力を高めるために必要な資金を、投資家から集めることを目的としています。大量の株式を現金化するため、ディスカウント率が設定されており、2〜5%割引した価格で購入することができます。
2018年に実施されたPOは109件でした。そのうち受渡日の始値が公募価格を上回ったケースは71件(勝率は65.1%)、平均騰落率は+0.79%でした。
(画像引用:岡三証券より)
1-2.立会外分売とは
もう一つ、株式を2〜5%割引されたディスカウント価格で買う方法として、「立会外分売(たちあいがいぶんばい)」があります。主な目的は、株主の数を増やし、上位市場への昇格(東証二部から東証一部へなど)などです。そのため、POに比べると株数は少ない傾向があります。
2018年に実施された立会外分売は129件でした。そのうち立会外分売実施日の始値が分売価格を上回ったケースは90件(勝率69.8%)、平均騰落率は+1.1%でした。
IPO・POとの一番の大きな違いはスピード感です。申し込み期間はSBI証券の場合、前日の夕方18:00〜当日朝8:20と短く、抽選結果のメールすらありません。当選したかどうかを保有証券一覧から自分で確認する必要があります。
そのため、IPO・POにも当てはまりますが、立会外分売も相場の地合いに大きく左右されます。特に、前日のアメリカ市場に影響を受けやすく、ダウ平均株価とドル円為替レートをチェックしてから申し込みをすると、微妙な銘柄での損失を回避できると思います。
(画像引用:SBI証券より)
2-1.POインターネット取扱証券会社
IPOと同様にPOもインターネットから抽選申込ができます。また、事前に入金が不要な証券会社も同じ面々となり、相乗効果が見込めます。
POは期待できる利益が小さいため、ネット系の証券会社からの申し込みがオススメです。
資金不要で申し込みが可能な証券会社
・野村證券
・エイチエス証券
・松井証券→手数料が低くオススメ!
口座への入金が必要だが当選が期待できる証券会社
・SBI証券→手数料が低くオススメ!
・大和証券
・みずほ証券
・SMBC日興証券
・マネックス証券→手数料が低くオススメ!
・ライブスター証券→手数料が低くオススメ!
・岡三オンライン証券→手数料が低くオススメ!
2-2.立会外分売インターネット取扱証券会社
立会外分売は取引が前日と当日になるため、必ず事前に入金が必要です。資金の重複可能となるため、
また、PO同様に期待できる利益が小さいため、ネット系の証券会社からの申し込みがオススメです。
・SBI証券→手数料が低くオススメ!
・マネックス証券→手数料が低くオススメ!
・ライブスター証券→手数料が低くオススメ!
・野村證券
・松井証券→手数料が低くオススメ!
こんなにたくさんの証券会社のログインパスワードや取引パスワードを覚えることなんて、もちろんできません(笑)。LastPassなどのパスワード管理ツールを利用しております。
ダウンロード→ LastPass Password Manager
3.参考サイト
POと立会外分売はIPOに比べると得られる利益の期待値も小さいため(数百円〜数千円)、参考サイトもあまり多くありません。その中でも下記サイトは一番見やすいのでよくお世話になっています。
公募増資・売出し株(PO)をひっそりと
立会外分売をひっそりと
4.投資効率
私がPOと立会外分売に気が付いて一ヶ月足らずになるため、まだ当選を頂いたことはありません。しかし、IPOで得ることが出来た利益に更に利益を上乗せ出来るようになれば、一石三鳥の投資手法になると考えています。口座開設・入金の手間も一度限りです。もちろんIPOに比べると勝率は下がるので、参考サイト・相場の地合いを基にしっかりと銘柄の吟味は必要になります。