スマ口座では「チャージするたびに現金特典がもらえる!」という特典を提供していて、具体的には1,000円以上のチャージ1回につき5円、最大で500円/月が付与されます。ちなみにスマ口座とはスルガ銀行Dバンク支店の普通預金口座のことです。
チャージの送金先はPayPayマネーです。せっかく10万円もチャージするので、PayPayアプリの資産運用でバンクローンをつみたて設定で5万円ほど購入します。すると、つみたて購入金額の0.5%分(最大250円)がPayPayポイントとして付与されます。
先程の投信は即売り→PayPay銀行に出金、残りの5万円は何もせずにPayPay銀行に出金します。その後、SBI証券口座への入金指示をすることで、手数料を掛けずに住信SBI銀行に戻すことができます。以上の作業で250+500=750円/月をポイ活として上積みすることができます。
ただし、対価として手動で1000円チャージという単純な繰り返し作業を100回することを意味します。単純作業は眠くなってミスを犯す自信があるので、MacroDroidというアプリで繰り返し作業を自動化してみました。
目次
1.スルガ銀行のスマ口座の開設
2.自動融資サービスを解約
3.MacroDroidインストール&マクロ作成
4.自動チャージの実行
5.マクロの改良
1.スルガ銀行のスマ口座の開設
以下のURLから新規口座を開設しましょう。最短で次の日にSMSで口座情報が送られてきます。インターネットバンク機能が使えるのは1〜2週間後に郵便が届いてからになります。PayPayへのチャージ方法の追加登録は後述する罠があるので、自動融資サービスの解約とインターネットバンクの設定をしてからにしましょう。
口座を開設する | スマ口座 「スルガ銀行 Dバンク支店」
2.自動融資サービスを解約
スルガ銀行のスマ口座は口座開設すると自動融資サービスが付属されます。これは、うっかり残高不足でチャージができない場合でも、スルガ銀行が金利8%でお金を自動的に貸してくれるので、スマホ決済へのチャージができちゃうという、余計な気の利いたサービスです。ちゃんとスマ口座HPで説明されています。ちなみに返済は借入金額10万円なら月1,000円の返済なので、金利分の666円を除いた334円しか元本から減りません。「生かさず殺さず」かつ「気づかれないように」。スマ口座の利用者は入出金の回数が多くなるため、残高不足に気が付きにくいと思います。巧妙な商品設計で大いに感心しました。
自動融資サービスを解約するには、普通預金の口座番号と暗証番号を用意して、Dバンク支店フリーダイヤル(0120-55-4189)に本人から電話で解約する旨を伝えるだけです。すると知らない番号の当座口座が解約されます。もちろん普通口座はこれまで通り利用できます。
3.MacroDroidインストール&マクロ作成
下記のリンクからMacroDroidをスマホにインストールします。ちなみに、無料版のままでもマクロは問題なく作動します。
マイクロソフトのPowerAutomateのような万能感はないですが、必要十分な機能を備えています。参考に私の環境(Pixel6aとOPPO A77)で作成したマクロをダウンロード出来るようにしています。
Dropbox - MacroDroid_24_02_15_10_17.mdr - Simplify your life
ダウンロードしたマクロを利用するには、MacroDroidホームの「エクスポート/インポート」の
「ストレージ」で先ほどのファイルを選択します。インポートすると、既存のマクロが全て削除されます。ご自身のマクロファイルがある場合は、バックアップをした後にインポート作業をして下さい。
1000円を3回チャージするマクロになります。
マクロの実行は「マクロ クイック実行」で、よく使うマクロを+ボタンから登録すると簡単になります。
2023/12現在、MacroDroidのバグ?のため、マクロファイルをインポートすると、変数の種類が全て文字列になっている場合があります。下の画像を参考に、名前と種類を合わせた変数を新規作成して下さい。
「ホーム」→「変数」画面内
①古い変数を削除
②右下+ボタンから変数を新規作成
③変数の名前を入力
④変数の種類を選択
⑤OK
なお、UI画面操作でのタップは、端末の環境(主に解像度、文字サイズや通信環境)によっては想定外のタップをする可能性があるので、ご自身の環境に合わせてクリック位置と待機時間を再設定して下さい。
Android 画面サイズ早見表 -株式会社GENZ - [GENZ.INC]
⇩Pixel6aのフォントサイズと表示サイズ
⇩OPPO A77のフォントサイズと表示サイズ
⇩数字入力のテンキーの配列
私のキーボードアプリは以下になります。数字の入力が上手くいかない場合は、キーボードアプリ・キーボードサイズの変更によりマクロがきちんと動作する場合もあります。
4.自動チャージの実行
動画・マクロの解説
・PayPayアプリではホーム画面の録画を禁止しています。真っ暗な画面はホーム画面が表示されていると置き換えて下さい。
・スルガ銀行がデフォルト設定になるように、PayPayアプリのチャージ方法としてPayPay銀行を無効化しています。
・各操作の間に誤操作を防ぐための待機時間を長めに設けています。
当マクロの利用に起因する損害について、一切の責任を負いません。自己の責任においてご利用ください。ご利用された場合は、免責事項に同意したものとみなします。また、いかなる技術サポートも行いません。
5.マクロの改良
以下の機能を追加したmax power版を作成しました。主な改善点はチャージ処理に掛かる時間の短縮です。PayPayアプリは画面遷移に掛かる時間がスマホの処理能力と通信環境に大きく依存するため、最初に作成したマクロは待機時間を安全マージンを考慮して長めにしていましたが、max power版では画面が切り替わったかどうかを毎秒ごとにチェックするようにしています。100回のチャージに掛かる時間は約26分です。また、その他にも細かい改善点を以下に列記しています。
・チャージ回数を5,1025,50,100から選択可能
・チャージに掛かる時間を大幅に削減
・チャージ元の銀行がスルガ銀行ではない場合にマクロ停止
・座標指定のUIタップ操作はコメントに★マーク
・充電中のみマクロ動作するように(通話などの割り込みがあった場合は充電器から切断して下さい)
・マクロ開始前に実行確認を追加
・チャージ完了までの予想時間を追加
また、充電器から切断した場合にマクロを停止する命令を組み込んでいますが、MacroDroid全体を無効にすることで、マクロ停止させています。再度、マクロを実行する際は、ホーム画面右上をタップしてOFF→ONにして下さい。
機能を追加したmax power版をココナラで販売しています。
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