Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏、Apple創業者のスティーブ・ジョブズ氏、Google創業者のラリー・ペイジ氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などのユダヤ人は、この10〜20年の間に世界的なプ ラットフォーマー、あるいはビッグデータを制する企業のほとんどを創業してきました。また、世界のノーベル賞受賞者の22%はユダヤ人です。
なぜユダヤ人が様々な分野で偉業を成し遂げられるのか。その理由の一つにユダヤの格言・教え(タルムード学)にあると言われています。これはユダヤの教えには抽象的な言い回しが多く、幼少期に解釈しながら理解することで、自分の頭で考える基本的な能力が自然と養われるためです。
今回はユダヤ人の5000年の知恵から生まれた格言・教えの中でも特に抽象的な格言を7つ紹介したいと思います。ユダヤの教えは人間観、社会観、ビジネス観を見つめ直す機会を与えてくれます。
抽象的な表現のため正解はありません。身近な出来事に置き換えて、自分の身の丈に合うように解釈して下さい。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
一文もとらずに治療する医者は、一文の値打ちもない医者。
ユダヤの教えには「提供したサービスの量と質=報酬額」という考えが根底にあります。サービス残業は自分の価値を貶めていることになりますね。
葦のようにいつもしなやかであれ。杉のように頑なではいけない。
変化の激しいこれからの時代はますます葦のような柔軟性が必要になると思います。
他人を幸福にするのは、香水をふりかけるようなものだ。ふりかけるとき、自分にも数滴はかかる。
SNSでいいねをしてみたり、身近な人を褒めてみたりすると、ちょっとテンション上がりません?!
多くの者は考えることをしたくないので、逃れるために本を読む。
人類は文字を手に入れたことにより、知識を本という形で貯蔵出来るようになりました。ただし、知識をインプットするだけでは役に立ちません。考えてアウトプット(行動)することで、初めて役に立ちますね。
甕(かめ)を見るな。中に入っているものを見よ。
外観ではなく中身(本質)を見なければなりません。これも様々なシチュエーションに当てはまりそうですね。
金銭は無慈悲な主人だが、有益な召使いにもなる。
そうだ、召使いにも働いてもらおう(笑)。
一度に「海」をつくろうと思ってはならない。まず、「小川」からつくらねばならない。
新たに事業を始める際は過大にリスクを取ってはならないという忠告です。投資においても同様ですね。
良い意見に人格はない。
キライな人の意見は否定的に捉えがちですね。